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祝 最遊記外伝復活 同1・2巻発売

 
 
 
 

お久し振りです。管理人の影夜です。
折角の小説を破棄させる勇気もなく、展示のみのサイトを復活させました。
一応ながら手直し後のUP予定ではあります。新作は右記以外予定はございませんが、気分次第です。
よろしければ管理人へのメッセージなど頂ければ幸いです。
 
 





†ENTER†

期間限定公開。
「ん…」
 隣でみじろぐ人に視線を移す。綺麗な金髪が揺れるのが視界に入る。
 何時頃からだろうか、こんな風に無防備に体を預けてくれるようになったのは。そんなことをぼんやりと考えながら、窓の方を見る。月明かりだけが、部屋の中を照らしている。窓の向こう側も、諦めたのだろう、物音一つ、灯り一つない。長期戦に、なるのだろうか。
 今くらいしか寝る暇はないと、金蝉を宥めすかしたのは数時間前。起きていると言い張っていた金蝉も、疲れていたのだろう、いつの間にか肩に重みがかかっていた。
「金蝉…?」
 その重みがなくなった事に気付いて、横を向けばぼんやりと薄く開かれた紫の瞳と目が合う。
「…ゆめを、みていた」
 にっこりと微笑を返せば、金蝉はふと視線を泳がせて再び口を開く。
「お前と、俺と、こいつと…」
 膝で眠る悟空に視線を移す金蝉。安らかな寝息にほっとした様な表情を浮かべ、目線を空中へと戻す。
「それから倦簾の4人で、清麗庭にいた」
 よく、4人でいた場所だ。数日前にも、そこで他愛もなく悟空と倦簾がじゃれていたものだ。
「…また、4人で行きましょうね」
「………そうだな」
 珍しい金蝉の言葉に、目を見開く。こういった誘いに、合意の言葉が出てくることがまずなかったからだ。用事もないのに外へいくなど、「面倒だ」の一言で済ませられていて…。
「………!」
 切なさに駆られて、金蝉の頭を抱き寄せる。
「てん…?」
 驚く金蝉に構わず、耳元で囁く。
「             」
 金蝉からの返事は得られなかったが、強く、温もりだけが天蓬へと伝わった。
 
 
 あと少し、このままで。
望む光に手を翳して。明日への一歩を踏み出す。

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